私たちが赤ちゃんだった頃の腸内環境は、当然ながらビフィズス菌が優位でした。
離乳期になってくると、徐々に大人と同じ食事を摂り始めるようになり、腸内は日和見菌の勢力が増してくるようになります。
ところが、大人になってくると腸内のビフィズス菌の占有率は、約10~20%しかありません!
腸の中には、乳酸菌などの善玉菌やウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌、そして無毒性悪玉菌などの日和見菌があって、常に領土争いをしています。
特に善玉菌と悪玉菌の間では、どちらがそのエリアを広げるかで、熾烈な争いが連日繰り広げられているわけですね。
この争いに関係しているのが、私たち自身の食生活や行動、ストレスなどです。
ここでは、腸内フローラが乱れる原因をお伝えします。
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老化現象が腸内フローラを乱す原因?

年を取っていくと、特に60歳前後に腸内環境の変化が大きくなります。
若い時にはあまり見られなかった、ウェルシュ菌や大腸菌など悪玉菌が増殖し始めるわけですね。
ビフィズス菌は40代を過ぎると激減していくのですが、ある研究データによれば、約30%の高齢者からビフィズス菌がなくなり、約80%の高齢者がウェルシュ菌を保有していると言われています。
善玉菌が減少していくことで、今度は悪玉菌が幅を利かせるようになってきます。
そのため、腸内環境は一気に悪化していくのです。
加齢に伴って、腸内に悪玉菌が増殖すると、腸の蠕動運動も鈍化し便秘になってしまいますよね。
腸内が腐敗し、肉体の老化を早めたり発がん性物質などさまざまな有害物質を生産しやすくなるのは確かです。
ただ腸内フローラのバランスの変化は年齢だけが問題とするのは早計です。
食生活やストレスもバランスを崩す要因になっています。

食生活の乱れが原因?

悪玉菌の好物を知っていますか?特に、肉類が大好物なのです。
ある有名な教授が毎日肉ばかりを食べていたら、おならが臭くなったというのをお話されていました。
これは悪玉菌が大好物である肉類を食べてガスを作り出しているということになるのでしょうか?
栄養の偏りも、腸内フローラの乱れを引き起こす原因の一つです。

ストレスが原因?

また、ストレスも一因になります。
ストレスと聞くと、生活上や仕事上の心配事などとイメージすると思いますが、猛暑や寒波など気候の変化や栄養不足など身体に負担をかめるものもストレスです。
ストレスを感じることで自律神経の一つ、交感神経が緊張します。
腸内フローラは自律神経のもう一つの要素、副交感神経によってそのバランスを保つと言われていますが、交感神経が緊張している場面では副交感神経は緊張することができず、腸内フローラのバランスもとれなくなってしまいます。
この結果、ビフィズス菌が急減して悪玉菌の幅が広がってしまい腸内フローラが乱れるわけです。

なぜ腸内フローラが大切なのか?

腸の中には、多くの菌が棲みついています。
ビフィズス菌や乳酸菌などのいわゆる善玉菌、ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌、そして無毒性悪玉菌などの日和見菌です。
腸内フローラの大切さを考えるとき、これら腸内フローラの働きについて考えてみると分かりやすいでしょう。
善玉菌は人を病気から守ってくれる免疫に関与しているだけではなく、消化吸収を援助したり、ビタミン群を作り出したりしてくれています。
悪玉菌は腸内の腐敗や肉類を好物としていてガスを作り出したりします。
腸内環境では、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の割合が2:1:7であることが望ましいと言われています。
このバランスが崩れると、どのようなことが起こるのでしょうか?
特に日和見菌は悪玉菌が優勢の時に加勢しやすいといわれていて、腸内のバランスが悪くなると、一気に悪玉菌が腸内を支配してしまうと考えても良いでしょう。
するとどのようなことが起こるか?
悪玉菌が持つ作用、肌荒れを起こしたり肩こりが酷くなったり、また、頭痛や便秘に悩まされる結果となります。
よく便秘気味の人は肌トラブルを引き起こしやすいと聞いたことがあるかと思いますが、それも悪玉菌の仕業だったんですね。
意外なことに悪玉菌の作用で肥満になったりすることも考えられているそうです。
体臭にお悩みの方は加齢臭が原因で臭うこともあるのですが、実は、悪玉菌の仕業で体臭がきつくなることもあります。
腸内フローラでのバランスが悪くなると人にとって、好ましくないことばかりが起こりますね…。
腸内では、善玉菌と悪玉菌が常に領土争いをしています。できる限り常に善玉菌優勢の状態にしておくことが、人間の健康には必要不可欠なのでしょう。
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